研究課題/領域番号 |
24K03419
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01040:思想史関連
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
馬路 智仁 東京大学, 大学院総合文化研究科, 准教授 (80779257)
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研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2027年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2026年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2025年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | ポストコロニアルな国際主義 / 海洋共同体 / 中・南部太平洋 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、ポストコロニアルな国際主義の研究上見過ごされてきた、20世紀後半の中・南部太平洋島嶼地域におけるエコロジカルな海洋国際共同体の構想を描き出そうと試みる。こうした構想は、太平洋周縁諸国が唱えるインド太平洋構想と一種対極的な位置にある。本研究は、当該島嶼地域に出自を持つ先住民知識人が、太平洋という空間をいかに政治的に意味づけ直し、またそこに生きる人びとの歴史・文化をどのように想像・再構成しようと試みたか、そしていかなる主権的共同体とトランスナショナルな連帯を構想したかを明らかにする。その根底的な目的は、人新世に必要な、地球の自然環境と共生するための我々の政治的思惟を鍛える点にある。
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