本研究の目的は,記号的人物画を対象に,ヒトの感情を喚起する表象を分析し,芸術表現の普遍性と特殊性に関する知見を明らかにすることである. 記号的絵画の顕著な例としてマンガがある.今日の現代社会では洋の東西を問わず,マンガは感情をわかりやすく伝える記号的絵画として受け入れられている そこで記号的人物画つまりマンガキャラクタの表情画像を収集し,その画像をもとに画像生成AIを追加学習させて各マンガ家のカスタムモデルをつくる.得られたカスタムモデルごとに表情を生成させて,各表情を比較することによって普遍性と特殊性を調査する.
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