1950-60年代小津安二郎監督作品一次資料群の比較検討

• 研究課題/領域番号: 24K03480
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分01050:美学および芸術論関連
• 研究機関: 同志社女子大学
• 研究代表者: 宮本 明子 同志社女子大学, 表象文化学部, 准教授 (60633419)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円); 2027年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2026年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
• キーワード: 一次資料 / 台本 / 直筆 / 小津安二郎 / 野田高梧

研究開始時の研究の概要

1950-60年代に制作された小津安二郎監督作品に関する草稿や加筆修正入台本、絵コンテ等一次資料群を対象として、次の３点を明らかにする。
・小津の直筆が入る資料と関連資料との比較から補完できる事柄
・従来の映像分析の手法では明らかでなかった小津映画の成立過程
・小津映画研究、ひいては日本映画研究における一次資料の意義
1950-60年代は小津の評価が定まったこともあり、多くの資料が残されている。また、近年新資料が発掘されている。これらの比較検討を通じて小津映画の成立過程を実証し、定説を再考しながら、小津安二郎、ひいては映画史における一次資料の意義を明らかにする。