研究課題/領域番号 |
24K03494
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分01060:美術史関連
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研究機関 | 摂南大学 |
研究代表者 |
川上 比奈子 摂南大学, 理工学部, 教授 (90535121)
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研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2025年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 菅原精造 / 稲垣吉蔵 / アイリーン・グレイ / オーギュスト・ロダン / 漆芸 |
研究開始時の研究の概要 |
菅原精造はフランスの空間芸術家たちに漆芸と彫刻を教え、特にアイリーン・グレイと共に制作し、先鋭的な住宅建築E.1027にも影響を与えた。稲垣吉蔵もグレイの空間芸術に協働し、またオーギュスト・ロダンに依頼されて木製台を制作し、ロダンの活動を支えもした。 菅原と稲垣は東京美術学校で美術を総合的に学び、近代日本が他国に比肩しようとする試みに応える「美術家」であった。しかし、現在、彼らは欧米において「職人」とのみ解釈されている。近年、新たに発見された菅原と稲垣の作品を国内外において調査し、欧州の芸術家たちが彼らとの協働を熱望した理由を解明し、20世紀の空間芸術における日本美術の新たな視座を開示したい。
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