鎌倉時代仏教彫刻・絵画の彩色に関する基礎的調査研究

• 研究課題/領域番号: 24K03523
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分01060:美術史関連
• 研究機関: 独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所
• 研究代表者: 米沢 玲 独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, 文化財情報資料部, 主任研究員 (80726993)
• 研究分担者: 犬塚 将英 独立行政法人国立文化財機構東京文化財研究所, 保存科学研究センター, 副センター長 (00392548)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円); 2027年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円); 2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円); 2024年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
• キーワード: 美術史 / 彩色 / 仏教彫刻史 / 仏教絵画史 / 科学分析

研究開始時の研究の概要

本研究は、鎌倉時代中期から後期にかけて製作された仏教彫刻および絵画の彩色に関する調査研究である。とりわけ仏教彫刻の表面彩色に着目し、その文様のパターンや図様の分類を同時代の仏教絵画と比較しながら考察を進め、併せて蛍光X線分析装置を用いた彩色材料の元素同定という科学調査を行い、当該期の彫刻と絵画の作例について彩色の分類や文様表現、彩色材料の基礎的かつ総合的なデータを蓄積する。調査で得られた考察やデータから彩色の同時代性あるいは地域的な特徴や傾向を分析し、彫刻史と絵画史の研究に新たな視点をもたらすことを目指す。