研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、民族音楽研究の一次資料を社会に還元していく際、どのような新しい活用のあり方が考えうるのかを、沖縄とモザンビークの音楽文化や取り組みを交錯させながら、伝承地をはじめとする多様な人々と創造的に考え、そのプロセスを分析していくことである。音楽文化に関する過去の資料を、現在生きる人々が自分自身の感覚で読み解き、パフォーマンスを行い、その実践について議論し考察することを循環的に行うことで、新たなアーカイヴのあり方を考える。また、資料と人間との対話的な影響関係を通して生まれる創造性について考察する。