北海道への入植に伴う民俗芸能の導入に関する一考察

• 研究課題/領域番号: 24K03576
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分01070:芸術実践論関連
• 研究機関: 北海道教育大学
• 研究代表者: 角 美弥子 北海道教育大学, 教育学部, 准教授 (50569829)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円); 2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円); 2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
• キーワード: 無形の文化財 / 民俗芸能 / 保存継承 / 北海道

研究開始時の研究の概要

北海道には、日本国内の各地から多くの民俗芸能が伝わっている。しかしながら、その伝承数は伝承元の都道府県により大きな偏りが見られ、北海道への流入人口の差異が要因かと調査したが、必ずしも伝承された芸能の数と移住者数とは比例しないことが判明した。ここで、北海道への民俗芸能の伝承には、移住元や移住先・移住の性格なども影響を与えると推測し、それを踏まえて伝承状況の偏りの理由を見つけることが必要と考えた。北海道への移住状況と芸能の継承状況を合わせて検討し、民俗芸能の継承に欠かせなかった要素を洗い出すことで、今後の芸能の継承に資する要因を提示することを試みる。