| 研究課題/領域番号 |
24K03582
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分01070:芸術実践論関連
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| 研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
結城 円 九州大学, 芸術工学研究院, 准教授 (70975937)
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| 研究分担者 |
BEYN ARIANE・CORNELIA 九州大学, 芸術工学研究院, 講師 (20981880)
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2025年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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| キーワード | アート・インターベンション / 現代美術 / 博物館 / 自然史 / 大学博物館 / 現代アート / アート・キュレーション / 比較文化 |
| 研究開始時の研究の概要 |
本研究は、これまで自然科学分野のアプローチが中心であった大学博物館に、美術史・芸術学の視点を持ち込み、「アート・インターベンション(芸術の介入)」という展示実践を通して、博物館を活性化する方法を学際的に探究する。アート・インターベンションとは、アートの視点からの展示を自然史系博物館で行うことで、博物館を科学・芸術・社会を横断した知の創造の場とし、実践的に運用する手法である。本計画では、大学博物館のモデルとして九州大学総合研究博物館を取り上げ、学術標本コレクションの埋もれていた価値を新たに見いだすとともに、アート・キュレーションを通してその価値を可視化する方法を探究する。
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| 研究実績の概要 |
初年度にあたる2024年度分の研究計画では、文献・資料調査および先行事例の調査研究を予定しており、国内およびドイツでの文献・先行事例調査おこなった。2024年8月には自然史博物館でのアート・インターベンションを積極的におこなっているドイツ・ベルリン自然氏博物館のキュレーター2名、および ゼンケンベルグ自然史博物館(フランクフルト)館長と研究交流を行った。 またアート・インターベンションへの理解を深めるため、自然史博物館だけに限定しない先行事例調査として、アーティストおよびキュレーター計4名を招聘し、オンライン・対面での研究交流およびレクチャーシリーズを開催し、アート・インターベンションという手法による波及効果について特に調査した。 これらの調査結果を反映し、プロジェクトメンバーが開講する大学院演習授業「Design in Japan C キュレイトリアル・スタディーズ:九大博物館における日本のアートとデザイン」にて展示実践を試みた。また次年度実施予定であった展示実践の一部を初年度に繰り上げ、2025年2,3月にドイツ・ケルン大学教授Karina Nimmerfall氏(ビジュアル・アーティスト)との共同研究および九州大学総合研究博物館の所蔵品を起点とした実験展示を九州大学大橋キャンパス内で実施した。 これらはまだ研究途上の段階だが、今後、学会発表や、先行事例・文献調査、展示実践などをつうじて練り上げていく予定である。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
2: おおむね順調に進展している
理由
上記のように国内での先行事例調査、ドイツへの渡航調査と交流調査、オンラインを使ってのミーティングやアーティストトークなどを通して研究交流をおこなうなど、当初の研究計画通り順調に進んでいる。これらの理論調査をもとに、2025年5、6月に予定している九州大学総合研究博物館でのアート・インターベンション展示実施に向け、2025年3月に上記の通りKarina Nimmerfall 氏のプレ展示を行うなど、2025年度で計画していた理論調査の展示実践への反映も初年度に一部行うなど、一部は計画以上の進捗状況である。
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| 今後の研究の推進方策 |
今後の研究方針としては以下の3点があげられる。 1.レクチャーシリーズの継続。国内外のアーティスト、キュレーター、研究者との研究交流およびレクチャーシリーズを、情報収集および最終年度に予定されているシンポジウムの計画をかねて引き続き行う。 2.先行事例作品調査の推進。これまでの調査からアート・インターベンションの手法がドイツで特に多く実施されているようにみうけられるため、その背景を現地調査も含め引き続き検証する。また国内での事例調査も引き続き行う。 3.研究成果の発表。今年度より少しずつ研究発表を増やしていく。日本ドイツ学会大会(2025年6月28日、獨協大学)で、研究代表者の報告を行う。また表象文化論学会の大会(2025年8月末、武蔵大学)での研究発表に応募し、九州大学総合研究博物館での展示実践(2025年5月開催予定)について報告予定。
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