健康の娯楽化に関する知識社会学的研究

• 研究課題/領域番号: 24K03619
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分01080:科学社会学および科学技術史関連
• 研究機関: 桃山学院大学
• 研究代表者: 木島 由晶 桃山学院大学, 社会学部, 准教授 (80513176)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円); 2027年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2026年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円); 2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円); 2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
• キーワード: ビデオゲーム / 健康 / 娯楽 / エデュテインメント / ヘルスリテラシー

研究開始時の研究の概要

フィットネスクラブの台頭に象徴されるように、現代社会は身体やその使い方を消費の対象に含めていく点に特徴がある。しかし従来の研究は、楽しく健康を管理するメディア、つまり娯楽の機器と健康との関係については十分な注意を払ってこなかった。
そこで本研究は、新公衆衛生運動が勃興してくる1970年代から現在までの間で、娯楽機器に健康の要素が加えられ、健康器具に娯楽の要素が加えられていく経緯に着目しつつ、人びとの健康をめぐる価値観の変化を検討する。
それにより、予防医学やヘルスリテラシーが求められる社会的状況を明らかにすると同時に、ポピュラー文化と医療を華僑する新たな研究領野を基礎づけることを目指す。