研究課題/領域番号 |
24K03658
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02010:日本文学関連
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研究機関 | 奈良女子大学 |
研究代表者 |
奥村 和美 奈良女子大学, 人文科学系, 教授 (80329903)
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研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2026年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2025年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 万葉集 / 大伴家持 / 長歌 / 初学書 / 実用書 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は、『萬葉集』大伴家持の長歌表現を主たる対象とする。通時的な視点から、家持の長歌が、先行表現を継承しつつ、六朝・初唐までの中国詩文、中でも初学書や通俗書或いは実用書の語彙や表現を受容していった過程を分析する。一方、共時的な視点から、大伴坂上郎女や大伴池主らとの交流、巻16所載の和歌作品からの影響関係等、家持長歌と同時代和歌との相互交渉を、共有された上記中国詩文の知識教養をもとに検討する。また、上代的教養の保持者であり、かつその基盤に立った高度な文学的達成を遂げた僧空海の詩文への視野をもつことによって、奈良時代から平安時代初期にかけての中国初学書・実用書の受容実態をより具体的に跡づける。
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