研究課題
基盤研究(C)
本研究は、近世後期以降現在までの東海地方の俳諧・雑俳関係資料を収集・整理し、その俳人・俳壇の実態を探り、その特徴を明らかにして後世に伝えることを目的としています。特に、狂俳を扱います。狂俳は、京都から伝播した俳諧・雑俳文芸に、東海地方の人々が改良を加え盛んになり、現在も愛好される文芸です。その資料の散逸を防ぎ、整理して分析する中で、東海地方の庶民の生活や文芸に対する意識や変化を探り、地域の活性化につなげられるよう公表します。