| 研究課題/領域番号 |
24K03698
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分02020:中国文学関連
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| 研究機関 | 大阪成蹊短期大学 |
研究代表者 |
浅野 法子 大阪成蹊短期大学, グローバルコミュニケーション学科, 教授 (60759306)
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| 研究分担者 |
土居 安子 一般財団法人大阪国際児童文学振興財団, その他部局等, 総括専門員 (00416257)
成實 朋子 大阪教育大学, 教育学部, 教授 (40346226)
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2028-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2027年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
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| キーワード | 児童文学 / 児童文化 / 中華圏 / シンガポール / 香港 / 台湾 / マレーシア |
| 研究開始時の研究の概要 |
中華世界の児童文学には社会的風潮や文化的背景が強く反映された作品が多く、これまで国や地域ごとに実践・教材研究や郷土性に焦点をあてた検証がなされてきた。しかし、それぞれの文化的支流や人的交流による相互作用に着目すれば、より多様な論が展開されるべきである。 本研究では香港、台湾、シンガポール、マレーシアの「華語語系児童文学」を対象に、文化的潮流を意識しながら、これらの作品について検証する。また、事例として日本との関わりにも着目する。
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| 研究実績の概要 |
令和6年度は本研究課題の初年度にあたるため、今後の研究調査を見据えた資料収集と実地調査を中心に活動した。主な研究成果には以下のものがある。 まず、アジア児童文学学会第17回大会(開催地:関西学院大学 8月24日、25日)では、ポスター発表「東アジアの児童書にみる物語の共有」を通して、中国、日本、韓国にて共有されている児童書、絵本を取り上げ、その受容について報告した。本発表では、主に作品背景にある作家や訳者等の作り手による人的・文化的交流を追うことで、東アジアで共有してきた物語を検証し、その傾向を分析した。本大会において国内外の作家や研究者と学術交流できたことは、大きな収穫となった。 次に、シンガポール(8月)と香港(3月)での実地調査については、ともに順調に進めることができた。シンガポールではシンガポール国立大学図書館やシンガポール国立図書館、現地公共図書館での資料収集のほか、研究者との学術交流を行った。また、香港では香港大学図書館、香港中央図書館での資料収集および現地小学校の視察、作家へのインタビューを実施した。シンガポールと香港での実地調査を通して、今後はそれぞれ現地で刊行された近代の児童雑誌を中心に検証を進める。香港については、第157回日本児童文学学会関西例会(開催地:大阪府立中央図書館 3月23日)にてラウンドテーブル「十五年戦争期東アジア児童文学の諸相――香港、広東・台湾、沖縄の事例から」の話題提供者として香港の状況を報告した。シンガポールの状況については、2025年度に学会発表を予定している。
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| 現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
1年目の令和6年度は、研究の準備段階として①資料の収集や整理、②実地調査を予定していた。①資料収集に関しては、8月にシンガポール国立大学図書館、シンガポール国立図書館(シンガポール滞在8/14-20)および、2月に香港大学図書館(香港滞在2/28-3/5)にて資料収集を行った。現地書店での調査も含めて順調に進んだこともあり、初年度の資料収集については、目標を達成できた。 ②実地調査に関しては、現地の作家や研究者との学術交流を進めるとともに、図書館や小学校等を訪れ、現地の国語教育や読書推進活動の現況を調査できた。 上記に加え、研究代表者・研究分担者ともにアジア児童文学学会第17回大会へ参加することで、国内外の作家や研究者と学術交流ができたことは、大きな収穫となった。研究発表、論文発表ともに順調に進めている。
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| 今後の研究の推進方策 |
令和6年度にシンガポールと香港の2か所の実地調査を進めることができた。令和7年度は引き続き国内外の資料収集も進めながら文献調査を深めたい。その成果は所属学会の研究大会等で発表し、論文にまとめていく。
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