四次元思想の文学的探求：タイムトラベル／パラレルワールド物語の源泉を巡る研究

• 研究課題/領域番号: 24K03715
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分02030:英文学および英語圏文学関連
• 研究機関: 京都女子大学
• 研究代表者: 中村 善雄 京都女子大学, 文学部, 准教授 (00361931)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円); 2026年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円); 2025年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円); 2024年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
• キーワード: 四次元思想 / タイムトラベル / パラレルワールド / 時間 / 空間

研究開始時の研究の概要

20世紀初頭前後に、数学、物理学、哲学等の分野で注目された四次元思想は、文学においても重要な影響を与えた。この研究では、英米の作家が四次元思想をどのように文学作品に取り入れ、展開していったかを考察し、四次元時空や四次元空間のモチーフが、作家たちの作品における時間や空間の表象、物語構造、テーマ性にいかなる影響を及ぼしたかを多面的に分析する。特に、タイムトラベルやパラレルワールドといったテーマがどのように文学的表現として組み込まれたのかを明らかにする。このプロセスを通じて、科学的概念と文学的想像力との間の創造的な対話を探り、文学がいかにして時間と空間の新たな理解を提示したかを解明する。