研究課題/領域番号 |
24K03746
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02030:英文学および英語圏文学関連
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研究機関 | 一橋大学 |
研究代表者 |
井上 間従文 一橋大学, 大学院言語社会研究科, 准教授 (50511630)
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研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
3,250千円 (直接経費: 2,500千円、間接経費: 750千円)
2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2024年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | テレサ・ハッキョン・チャ / トランスナショナリズム / ポストコロニアリズム / フェミニズム映画理論 / アメリカ文学 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究は韓国系アメリカ人作家テレサ・ハッキョン・チャの文学・映像作品が単に国境を横断する移民による戦争の記憶をイメージ化しただけでなく、「戦争の枠組み」を基本的に維持してしまう国境や国民の境界設定そのものから逃走する空間横断的な共同性の倫理を開示するものであることを、文学研究、映像研究、批評理論、フェミニズム理論・運動の成果に則って明らかにする。 1970年代のアメリカ、フランス、韓国の思想的文脈と政治的現場を駆け抜けたチャの創作と思考の水脈の中から21世紀を生きる私達が汲み上げることのできる「逃れること」の倫理をめぐる理論構築にも貢献することを目的としている。
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