研究課題/領域番号 |
24K03774
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02040:ヨーロッパ文学関連
|
研究機関 | 東京都立大学 |
研究代表者 |
犬飼 彩乃 東京都立大学, 人文科学研究科, 助教 (70622455)
|
研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2028-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2027年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2025年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
|
キーワード | ドイツ文学 / オーストリア文学 / 現代文学 / オートフィクション |
研究開始時の研究の概要 |
2010年代以降のドイツ語圏文学では、急激に多様化が進み帰属意識が薄れたコミュニティへ広くアピールしうる手法として、作家に酷似した「わたし」が登場するテクスト、オートフィクションが顕著に増加した。SNSの普及などにより、作家に限らず自己演出・表現が活発に行われる昨今、互いに異なる認識を尊重しながらいかに対話を成立させられるかは社会的な課題となっている。そこで本研究では、オーストリアの作家クレメンス・J・ゼッツ(1982- )が主題とする多様な自我と虚構の構造に着目し、認識の違いから起きるコミュニケーション不全とその克服が現代の言語行為としてどのように表現されているか考察を試みる。
|