研究課題/領域番号 |
24K03780
|
研究種目 |
基盤研究(C)
|
配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分02040:ヨーロッパ文学関連
|
研究機関 | 明治大学 |
研究代表者 |
新本 史斉 明治大学, 文学部, 専任教授 (80262088)
|
研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2028-03-31
|
研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
|
配分額 *注記 |
2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
2027年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2026年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
|
キーワード | 越境文学 / 翻訳比較分析 / コスモポリタニズム / 脱領土性 |
研究開始時の研究の概要 |
本研究では、言語的、国家的越境をみずから経験しつつ、世界内、社会内そして個人内に走る亀裂を個々の文脈に即して言語化してきたドイツ語圏の越境作家たちの作品のうちに、普遍主義思想の信用が地に落ち自国中心主義が人心を魅了する状況に対する応答可能性を探る。微細な差異を抑圧することなく可視化し、創造的なものとして捉え直していく彼らそれぞれのレトリカルな書法のうちに、ともすれば私たちの想像力をしばろうとする領土的思考を解きほぐす可能性を読みとり、その先に21世紀にありうべき〈もう一つのコスモポリタニズム〉の輪郭を浮かび上がらせる。翻訳実践、翻訳比較分析、作品研究の3つを通じて、研究作業を進めてゆく。
|