他者の「中世」の受容と表現：日本とフランス語圏西アフリカにおける『ローランの歌』

• 研究課題/領域番号: 24K03809
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分02050:文学一般関連
• 研究機関: 東北大学
• 研究代表者: 黒岩 卓 東北大学, 文学研究科, 教授 (70569904)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2028-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円); 2027年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2025年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
• キーワード: 比較文学 / 仏文学・仏語圏文学 / 近・現代文学 / 異文化コミュニケーション・翻訳・通訳 / グローバル化

研究開始時の研究の概要

本研究課題は『ローランの歌』を始めとする中世フランス文学ひいては西洋「中世」の文化の日本近現代における受容とそのインパクトを、日本のケースの調査とフランス語圏西アフリカのケースの調査、および両者の比較を通じて明らかにしようとする。後者の具体的な調査地としては、同地域で最大の経済規模・人口を有し、日本とのかかわりも深いコートジボワールを選ぶ。また主な対象となる時代としては日本の戦後およびアフリカ諸国の独立後に当たる20世紀後半から21世紀初頭を想定する。学術的なレベルでの受容・紹介を調査の核としつつ、諸芸術やポピュラーカルチャーなどにおける表象についても目配りを行う。