| 研究課題/領域番号 |
24K03829
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分02050:文学一般関連
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| 研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
中島 亜紀 (西岡亜紀) 立命館大学, 文学部, 教授 (70456276)
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| 研究分担者 |
山村 高淑 北海道大学, 観光学高等研究センター, 教授 (60351376)
岩津 航 金沢大学, 人文学系, 教授 (60507359)
戸塚 学 武蔵大学, 人文学部, 教授 (70633014)
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2026年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2024年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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| キーワード | 福永武彦 / 1940年代 / 軽井沢 / 観光学 / 20世紀 / 21世紀 / 架橋 / 土地 / ツーリズム / 堀辰雄 / ネットワーク |
| 研究開始時の研究の概要 |
福永武彦を通した1940年代の若手文学者の知的ネットワークを、軽井沢を軸に総合的・分野横断的に解明する。2009年以降応募者が観点を変えつつ重ねてきた1940年代の若手文学者の知的ネットワーク研究の研究成果につながりながら次なる課題の位相を探るためのものである。20世紀の軽井沢に過ごした作家たちが作品をどのように表現したかという従来型の文学研究に、彼らの表現がその後どのように消化・消費されてきたかという観光学の知見を融合することで、軽井沢における文学受容を20世紀から21世紀に架橋する形で総合的に理解する。
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| 研究実績の概要 |
本研究は、2024~2026年度の3ヶ年計画で4名の研究体制で行うものである。20世紀の軽井沢をめぐる文学・文化現象の総体を研究対象とするが、そこを行き交う歴史や文化の混沌とした状況を観測するための定点として、詩と小説にはそれ相応の注意を向ける。研究代表者がこれまでの15年間一貫して継してきた1940年代の若手小説家のネットワークというテーマと分担研究者の岩津・戸塚が共同で温めてきた基礎研究を最新の研究成果の追跡による拡充を図りつつ、そこに新たに観光学を専門とする分担研究者の山村の知見を得て、軽井沢全体の関連・派生コンテンツの距離をそのつど測定する。それを踏まえて、広範囲に及ぶ軽井沢の諸現象を一つの連続性のもとに捉えることをめざす。メディア作品(映画、漫画、アニメーションほか)、ガイドブック(海外含)、多世代が集う空間(ハルニレテラス、軽井沢タリアセン、教会など)の案内や広告等も収集、音声や図像も含めてそれらが文学現象をいかに作り上げているかを探る。また、それらの集大成として、2025年度以降に、現役作家3名と一般人を含む文学実践「軽井沢読む×書く」の企画と運営、メンバーによる共著の出版を目指している。 2024年度は全体の顔合わせと成果や知見の共有のための小研究会を1回開いた。また代表者と分担研究者がそれぞれ個別に会ったり連絡を取ったり、代表者の企画に登壇したりしたが、軽井沢共同調査による資料収集の日程調整がうまくいかなず、実地踏査は各自で行ける範囲のものに限られた。 これとは別に、代表者は2025年度以降に予定している現役作家3名(円城塔・澤西祐典・福永信)を招く「軽井沢読む×書く」の開催のための準備に着手、高原文庫ほか関連施設の現状把握や関係者との連絡を取った。あわせて、作家のうちの一名と日程調整や開催形態などについての相談をメールや対面で行った。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
3: やや遅れている
理由
概要にも書いた通り、当初予定していた軽井沢の協働現地踏査が行えなかった。4名がそれぞれ軽井沢に赴き、ロナ禍やインバウンドなどを経た軽井沢の現状踏査を行う方向に振り替えたが、校務多忙やなどのさまざまな理由で夏の踏査のエフォートが担保できなかったメンバーもあったため、現地踏査が遅れている。踏査に出られない代替として、たとえば代表者は、座学でできる範囲で①油屋旅館、軽井沢高原文庫の現状と関係者への連絡 ②「軽井沢 読む×書く」の日程調整 ③関連研究としての『火垂るの墓』における三宮表象の分析を通した「土地を書く」ことの意味の報告などを行ったが、この研究の軸である軽井沢における観光の現状把握は不十分である。
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| 今後の研究の推進方策 |
2025年度も概ね各人による基礎研究の進捗をはかるが、2024年度や最終年度との関係から、全体では少なくも、①8月か9月での共同踏査 ②それに先立つ打合せ(7月にメンバーのうち少なくとも3名が登壇する国際学会があるのでそのタイミングで対面とzoomでのハイフレックスで行う予定)、「軽井沢読む×書く」の日程の決定(2025年度開催は、作家の予定の都合で、少なくとも夏は厳しいため、予定の調整を続けている) また、個別の活動では、代表者の西岡は、軽井沢共同調査、小研究会、「軽井沢を読む×書く」や最終論集の刊行などの企画運営のための準備と全体を統括を進める。あわせて軽井沢への現地踏査や近隣の上田、松本、富士見などの追加調査、派生作品もできる限り行う。 分担研究者の岩津は、福永武彦、加藤周一ほかの基礎研究を継続しつつ、東京、京都等にて文献調査を行う。軽井沢に付加される西洋イメージや、欧州での軽井沢のイメージを中心に解析する。戸塚は、1940年代軽井沢の文学コミュニティの中心人物・堀辰雄を軸に、彼やその作品を取り巻く多層的な言説・表象、派生作品も含めた受容の全体像を調査・分析する。山村は、ツーリズムで「名作」という記号の扱いやコンテンツ選定などの現状を分析、文学研究史とツーリズムにおける受容との距離を分析する。また、ツーリズム調査・資料収集のノウハウを、上記3名に伝授する。 上記の個人でのリサーチの知見の共有と「軽井沢読む×書く」や最終論集の内容を検討するために、7月の打合せに限らず、昨年度よりも頻繁な打合せを行う予定である。zoomやドライブなどを活用して、必要に応じて現地の関係者や作家にも打合せへの参加をお願いする。
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