研究課題
基盤研究(C)
教育的妥当性と言語学的妥当性の板挟みにある学習英文法について,両者の折り合いを付ける新たなレベルの英文法の姿を明らかにする.特に語順にかかわる諸問題を取り上げ,言語学の知見はどのように組み替えれば教育的妥当性を満たす形で学習英文法を記述することができるのかを明らかにする.「学習英文法のカテゴリー区分の整理・見直し」を行い,言語学の諸概念を用いて,一定の言語学的妥当性を満たすべく学習英文法を更新する.学習英文法の設計基準(「教育的言語規則」Swan(1994))に照らし,どの程度に教育的妥当性を満たしているのかを検証し,2つの妥当性との折り合いを付ける.