| 研究課題/領域番号 |
24K04013
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分02090:日本語教育関連
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| 研究機関 | 愛知淑徳大学 |
研究代表者 |
山本 裕子 愛知淑徳大学, 交流文化学部, 教授 (20410657)
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| 研究分担者 |
河住 有希子 日本工業大学, 共通教育学群, 准教授 (10605372)
鷲見 幸美 名古屋大学, 人文学研究科, 准教授 (50340211)
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
4,550千円 (直接経費: 3,500千円、間接経費: 1,050千円)
2026年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2025年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2024年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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| キーワード | 中学校教科書語彙 / 教科書基礎語 / 学習支援 / 社会科 / 理科 / 付加的な情報 / 学習語彙の習得 / 教科学習支援 / 中学校の教科書語彙 / 小学校の教科書語彙 / 検索機能を備えたデータベース |
| 研究開始時の研究の概要 |
本研究は、外国人児童生徒の学習語彙の習得に役立つ学習支援ツールを開発し、教科学習につながる日本語学習支援の方策を提案することを目的とし、既に収集済みの小学校教科書語彙に加えて中学校の教科書語彙を収集し、学年、教科ごとに分類・リスト化して基礎データを作成する。 データには学年・教科ごとの例文、意味領域に関する情報などを加え、様々な条件で必要な情報を取り出せる検索機能を備えた汎用性の高いデータベースを構築する。 また、適宜必要な改良を行い、Web上の有用な学習支援ツールを開発、効果的な活用方法の提案も行う。完成したツールは無償で公開し、外国人児童生徒および日本語教育関係者が自由に利用できるようにする。
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| 研究実績の概要 |
本研究の目的は、外国人児童生徒(ここでは国籍に関わらず日本語指導が必要な児童生徒を総称するものとする)の学習語彙の習得に役立つ学習支援ツールを開発し、教科学習につながる日本語学習支援の方策を提案につなげることである。具体的には、既に収集済みの小学校教科書語彙に加えて中学校の教科書語彙を収集し、学年・教科ごとの例文、コロケーション、意味領域に関する情報などを加え、漢字・頻度・教科・意味領域等様々な条件で必要な情報を取り出せる検索機能を備えた汎用性の高いデータベースを構築することを目指している。 2024年度の実績は、研究計画にしたがって、以下のように進めた。主たる実績は次の3点に集約できる。 1)基礎データ収集のための語彙抽出、集計ツールの改修:基礎データは、教科書から正確に抽出されていなければならない。教科書は一般的な頻度の高くない固有名詞や教科書固有の表現もあるため、そのような箇所では誤解析が生じやすい。正確なデータをより効率よく収集できるように、語彙抽出のツールを改修した。また集計するためのツールを新たに開発した。 2)理科、社会科のデータ収集の開始:語彙量の多さと小学校からの学習内容の接続を考慮し、社会科と理科にしぼって作業を進めることとした。教科書の対象範囲等、具体的な作業方針を策定、社会科と理科の語彙抽出作業を開始した。 3)小学校教科書語彙から策定した基礎語のさらなる検討:中学校教科書語彙リストにも活かせるよう、「教科書基礎語」として提示した語彙に付加する情報として何が必要であるか、どのように活用することが可能であるかの検討を進めた。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
2: おおむね順調に進展している
理由
概要に示した3点より、順調に進んでいると言える。以下に詳しく述べる。 1)基礎データ収集のための語彙抽出、集計ツールの改修:中学校教科書では小学校教科書よりも語彙量が多く、特に複合語がより複雑になる。そこで、まず、形態素の解析ミスの見落としおよび、抽出語彙の集計結果との統合作業が円滑にできるよう、作業用ツールの改修を行なった。これまで誤解析箇所の記録と、集計は別のツールを使用し、手作業で照合、修正するという方法を採っていたが、誤解析の生じる箇所をテキスト上で修正し、それを直接、集計ツールで集計するようにした。これによって、作業精度、効率が大きく改善された。このツールは、教科書に限らず語彙のリスト作成に有益であるが、ツールの使用方法等をCASTEL/J2025において口頭発表をすることが決まっている。 2)理科、社会科のデータ収集の開始:中学校の教科書語彙分析を進めるための具体的な方針を策定した。語彙量が多く、小学校の学習との関係が深いと考えられる社会科と理科を中心に分担して作業を進めることとした。分析対象範囲を基本的に本文のみとし、教科間でずれのないよう統一して定めた。2024年度中に公民は、単語・複合語ともにほぼ収集が終わり、地理は単語についてはほぼ終了した。現在、地理の複合語の抽出作業を進めると同時に、歴史、理科についても作業を開始している。 3)小学校教科書語彙から策定した基礎語のさらなる検討:支援ツールとして、どのように語彙リストを公開用に構築するかは非常に重要な課題である。そこで完成、公開している小学校の教科書語彙リストに整備した付加的情報(文法グループ・意味グループ)について口頭発表(山本・川村・鷲見2024a,b)を行った他、リストの具体的な活用方法を検討するワークショップを「かけxプロ」の主催で実施し、学習支援に関わる現職者の方々から意見を伺った。
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| 今後の研究の推進方策 |
2025年度においては、以下を予定している。 1)地理、歴史、理科の語彙抽出作業をすすめる:分担にしたがって作業を進め、抽出作業の終わった教科からリストを統合し、全体リスト作成作業を進めていく。 2)より有用なリストにするための利用者からヒアリングする仕組みの構築:小学校では学年・教科ごとに分類したが、現在のところ、中学校では単元(分野)ごとの分類での公開を有力な方法として考えている。その場合、どのようなインターフェイスがよいか、実際に使う学習支援者からの意見を取り入れて検討していく必要がある。そのため、実際の活用に関する情報を収集できる仕組みを整える予定である。 3)研究成果の発表:語彙抽出済みの教科について教科書語彙を分析した結果から得られた成果の公表を進める。また、有効な活用ができるよう、成果を公開するウェブサイトをどのような形にするか検討を進める。
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