研究課題
基盤研究(C)
本研究は、1) 定型言語の使用や習得には、語と同様、受容的側面と産出的側面があると考え、特に単語連鎖、連語、句動詞、イディオムの4つに着目し、それぞれについて、2000年以降の25年間の研究で明らかになったことを整理・提示する。そのうえで、2) 日本人英語学習者の定型言語の習得・使用状況、習得過程を上述のカテゴリーごとに調べ、L2熟達度・語彙力との関係性もみながら、縦断的な発達を受容的・産出的レベルから調査・分析する。そして、3) 習得の困難さはどのカテゴリー・どのレベルによりみられるのか、明らかにする。さらに、4)定型言語に意識を向けた学習の有効性についても検証する。