| 研究課題/領域番号 |
24K04120
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分02100:外国語教育関連
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| 研究機関 | 立命館大学 |
研究代表者 |
近藤 雪絵 立命館大学, 薬学部, 准教授 (30722251)
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| 研究分担者 |
山下 美朋 立命館大学, 生命科学部, 教授 (20779029)
神崎 秀嗣 秀明大学, 看護学部, 教授 (60807345)
北原 亮 立命館大学, 薬学部, 教授 (70512284)
後藤 秀貴 立命館大学, 薬学部, 講師 (70875913)
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2026年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
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| キーワード | グラフィカル・アブストラクト / ライトニングトーク / プレゼンテーション / 英語教育 / 薬学英語 / 学際連携 / 薬学英語教育 |
| 研究開始時の研究の概要 |
本研究では、「グラフィカル・アブストラクト」とそれを用いた「ライトニングトーク」動画の作成を支援し、作成の手法をまとめ、オンラインで広く公開することを目指す。 グラフィカル・アブストラクトは研究成果を1枚の図に表したものであり、サイエンス(自然科学)分野では論文に添えることが増えてきている。Cell Pressによると、グラフィカル・アブストラクトはその論文のメッセージを瞬時に読み手に伝え、学際的な研究を促進することを目的としている。ライトニングトークは研究成果のハイライトのみの数分間の短いプレゼンテーションであり、これを動画にしたものが近年オンライン・カンファレンスで用いられている。
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| 研究実績の概要 |
本研究「理系分野のグラフィカル・アブストラクトとライトニングトーク作成支援の実践的研究」では、英語による研究成果の視覚的・言語的な発信を支援するための実践的手法を確立し、その手法と成果を広く共有することを目的としている。2024年度は初年度として、基礎的知見の収集および分野横断的な連携を重視し、「サイエンスの研究成果を英語で発信するワークショップ」(2025年2月20日、立命館ROOT)を開催した。 このワークショップには、サイエンスおよび外国語教育分野の教員、研究者、学生が参加し、効果的なグラフィカル・アブストラクトおよびライトニングトークの構成や、視覚・言語表現の工夫、国際的な発信の意義と課題について多角的な視点から議論を行った。とりわけ生命科学分野で有用である情報検索・発信支援ツール「統合TV」などの紹介と活用法について具体的な活用方法を学ぶ機会となり、研究発信に必要なツールの選定と活用に関する実践的知見の蓄積につながった。また、科学誌のエディターの視点から、簡潔に伝わる図解や効果的なプレゼンテーション手法について共有し、意見を交換することで、実際の投稿・発表を想定した具体的な要点がまとめられた。 これらの成果を踏まえ、研究支援において重点的に活用すべきメディアやデータベース、教育的アプローチの枠組みを整理するとともに、所属大学の大学院授業内において学生に対するグラフィカル・アブストラクトおよびライトニングトークの作成指導を試行的に実施し、学生の作業プロセスや反応を観察したことで、より効果的な作成手順と支援方法に関する知見を得た。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
2: おおむね順調に進展している
理由
2024年度は、研究の初年度として計画していた情報の収集と整理、外部講師を招いたワークショップの開催、他分野の教員や学生との意見交換などを実施することができた。特に、研究の基盤となる支援対象者のニーズや、活用可能なメディア・ツールに関する具体的な知見を得られたことは、今後の教材作成や検証実践に向けた重要なステップであると言える。また、学内での支援実践も開始しており、次年度以降の研究展開に必要な準備が整いつつある。
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| 今後の研究の推進方策 |
2025年度は、初年度に得られた知見とネットワークを踏まえ、グラフィカル・アブストラクトとライトニングトークの作成支援に向けた具体的な教育および支援手法の構築を進める。まず、主要学術ジャーナルに掲載されるグラフィカル・アブストラクトの構造と表現手法を分析し、その結果をもとに、学生や若手研究者が自立的に作成を進められるマニュアルの試作を行う。これらを複数の大学院授業に導入し、グラフィカル・アブストラクトとそれをもとにしたライトニングトークの作成を実施することで、教育的有効性と支援手法の実用性についての検証を行う。また、作成過程における困難や気づきを可視化するため、学生および研究指導教員に対してアンケートやインタビュー調査を実施し、教材・支援手法の改良に活用する。さらに、研究室との連携を深め、専門領域の特性に応じた支援内容の調整や実践事例の蓄積にも取り組む。これらの活動を通じて、教育・研究の両面で応用可能な支援モデルの確立を目指す。
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