本研究では,日仏共同研究として,日常会話における多様な慣用表現を分析対象とし,発話行為において慣用表現が生み出す語用論的効果について検証する.また,各慣用表現が持つ統語的バリエーションや共起要素を図式化し,その凝結度(慣用化)の度合いを示す.日常会話における多様な慣用表現を分析し,発話行為において慣用表現が生み出す語用論的効果について検証する. 日本語とフランス語という異なる言語の慣用表現について共通の分析基準によって整理したデータを蓄積し,それをオンライン化することで,学習者にとって有用な学習環境構築に資することを目指す.
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