研究課題
基盤研究(C)
本研究は日本と韓国の対外言語政策について、第三国における非母語話者への教育という観点から解明しようとするものである。当研究ではベトナム、ウズベキスタン、アメリカ合衆国、フランスにおける現地調査・文献調査に基づき、日韓の対外言語政策に対する精緻な状況把握はもちろん、自国語教育への両国の支援状況や効果測定、外交・経済・社会的波及、変容方向性の分析などマクロな視点からの比較分析を行う。本研究の独自性は、日韓の事例比較により両国の特性を相対化しようとする分析の巨視性、言語教育に関わる多様な人々の声や社会状況を考察しつつも、それをグローバルに比較するという視座の多角性に見い出される。