研究課題/領域番号 |
24K04217
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03020:日本史関連
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研究機関 | 広島経済大学 |
研究代表者 |
平下 義記 広島経済大学, 経済学部, 准教授 (20780810)
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研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2028-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
2027年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2026年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2025年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2024年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 救荒システム / 藩領 / 義倉 / 地域社会 |
研究開始時の研究の概要 |
近世後期の地域社会は領主の監督と地域有力者の運営による救荒システムが支えていた。本研究は近代に継承された典型事例として備後国福山藩領の義倉を位置づけ、藩領地域であるが故の史料的強みを活かしたマルチ・アーカイブス的手法をとり、〈領主/地域有力者/地域社会〉の相互関係の中からその運営実態を解明する。具体的に義倉は、①金融業と小作地経営により領内余剰の蓄積と地域有力者の裁量拡大を実現、②事業支出の面で各主体の利害調整に成功、地域有力者と地域社会の優遇を選択したと実証する。そして、これらの事実を救荒システムの成熟と意義づけ、その成熟の中に近代への継承要因を見出していく。
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