研究課題
基盤研究(C)
日本近現代史、日中交流史の研究において重要かつ不可欠な「宮崎家所蔵資料」の整理・保存・公開作業に申請者は以前から取り組み、宮崎滔天関係資料、宮崎龍介旧蔵無産政党関係資料の整理・目録化や、新出資料を用いた学術論文刊行などの諸成果をあげてきた。本申請では引き続き、戦時期(1930年代から敗戦まで)に焦点を当て、この時期に対中問題のオピニオン・リーダーをつとめた宮崎龍介が残した資料の整理・保存・公開作業に取り組む。同資料を整理・目録化・紹介することで、先行研究の実証水準を底上げしつつ、一次資料に基づく研究により日本近現代史、日中交渉史の分野に貢献することを目指す。