研究課題
基盤研究(C)
本研究では、朝廷文書(とりわけ壬生家文書の中に残された仁王会文書)と、それに関連する史料の分析を深化させ、古記録を用いた儀礼・政務分析と組み合わせることにより、平安時代の儀礼・政務、およびその変容を具体的に明らかにすることを目指す。〈定―文書(定文)―儀礼の有機的関係〉に注意を払うことによって、平安時代の政治構造とその展開過程を、従来にない新たな視角から描出したい。