研究課題/領域番号 |
24K04303
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分03040:ヨーロッパ史およびアメリカ史関連
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
服部 良久 京都大学, 文学研究科, 名誉教授 (80122365)
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研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2026年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2025年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2024年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | コミュニケーション / 公共性 / 公会議 / 中世ヨーロッパ |
研究開始時の研究の概要 |
本研究はヨーロッパ中世における最大規模の会議である15世紀のコンスタンツ公会議とバーゼル公会議を取り上げ、両公会議とその周辺において、教会分裂(シスマ)の解消と教会改革をめぐる多様なメディアによる濃密なコミュニケーションが、一種の「公共性」を帯びた言論空間を生み出したことを明らかにする。全欧から公会議に参加した多数の知識人(学識聖職者、大学人、人文主義者)の対話、説教、講義、論文による知的交流のみならず、教皇罷免の裁判手続きにおいては、巷間に流通する「うわさ」も取り込まれ、多数の教皇批判の俗謡も流布していたように、公会議は広く社会の「公論」との相互作用の中で展開したことを明らかにしようとする。
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