研究課題
基盤研究(C)
冷戦後、国境を跨いでの国民の範囲見直しを国家主導で推進する現象が、旧ソ連・東欧諸国で散見されている。これを本研究では「越境的国民」概念を用いて分析し、それが政策として選択され、受容される歴史的・地理的要因を剔出する。在外ロシア語系住民についての豊富な研究蓄積を利用し、ロシア、ウクライナ、エストニア、ラトヴィア各国の国籍政策や同胞政策の変遷とその相互作用や関係性の動態に関する実証研究を行う。