高解像度のDEM(数値標高データ)を用いて,世界のすべての山地を対象として,その険しさを量的にも質的にも評価する.そして,その結果を基に,世界の大地形を学習するための教材を開発する.使用するDEMは,30 mメッシュのSRTM1およびALOS World 3Dであり,北緯84°~南緯60°にあるすべての陸地を対象とする.これらのDEMを用いて,世界の山地の山頂から一定の標高にある範囲を抽出して,その範囲の起伏と平均傾斜を基に,山地の険しさを量的に評価する.さらに,それらの山地の尾根谷の入組みの程度を計測することによって,険しさを質的に評価する.
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