研究課題
基盤研究(C)
東南アジアの熱帯泥炭地では、原野火災により大量のCO2が放出されている。熱帯泥炭地の原野火災は、地下水位が15cmより深くなったときに発生しやすいため、CO2の大量放出防止には、熱帯泥炭地における地下水位の面的な予測を用いた火災危険度予報が急務である。本研究では、領域気象シミュレーション(WRF)によって計算された土壌水分量に加えて、標高や土地利用、泥炭の厚さ、合成開口レーダ解析結果などを用いた多変量解析を行って定式化し、地下水位の面的推定から数日先までの火災危険度予測を可能にする。