研究課題/領域番号 |
24K04475
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分04030:文化人類学および民俗学関連
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研究機関 | 熊本大学 |
研究代表者 |
シン ジルト 熊本大学, 大学院人文社会科学研究部(文), 教授 (00361858)
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研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2029-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2028年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2027年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2026年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
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キーワード | 共生の条件 / 集団観 / 自然観 / 牧畜 / 民族誌 |
研究開始時の研究の概要 |
人類学研究では主に西洋と非西洋を対置させて「共生」の在り方を比較してきたが、その共生の範囲は人間界の内側に限定されていた。近年多様な人間性を提示する存在論的人類学が注目されるが、集団同士の共生の可能性を見落としている。 人間社会は動植物や無生物といった「人間ならざるもの」に左右され、特に牧畜社会では人間ならざるものとの駆け引きがその生活の基盤を成し、人間のみでは共生は成り立たない。 本研究は、アジア草原に暮らす牧畜民の自然観と集団観のダイナミックスを民族誌的に検証し、定住民的バイアスに囚われない「牧畜」という文脈から、異なる人間性が両立する可能性と、その共生の条件を考察するものである。
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