研究課題
基盤研究(C)
化粧の流行には浮き沈みがあって、第二次世界大戦以前は1930年代前半、戦後は1970年前後と1970年代後半、そして1990年代半ばから2010年年代にピークを迎えた。その中で、今回の研究課題では、おもに最初のブームとなった1930年代とその前後をおもな対象時期として、化粧品業界が急激に成長し、その後まもなく戦争による原料不足や物品税の増税、公定価格の導入などによって一時的に衰退していった様子について、さらにその前後、つまり安定的だった1920年代と戦後以降の復興期について調査していく。なお、化粧には洗顔、洗髪、整髪、歯磨きの習慣も付随するので、それらについても研究をおこなう。