研究課題
基盤研究(C)
家族・ジェンダー・セクシュアリティに関して、法史学を軸に全体を俯瞰する学際的研究は存在しない。本研究はジェンダー視点から日独の近代家族法システムを比較検討し、家族主義とセクシュアリティ規範(特に性別二元制と異性愛主義)の関係の共通点と異なる点を明らかにすることを目指す。それにより、21世紀日本におけるLGBT差別解消の遅れを戦後日本の「家族主義」の特徴から読み解き、性別二元制と異性愛主義を克服する手掛かりを見いだしたい。