研究課題
基盤研究(C)
本研究は、集会の自由が有する表現活動としての特別の意義の探求を目的とする。まず、人々が集うこと自体が危険とされたコロナ禍において、日本および各国で集会の自由がどのように制限され、どのようにその必要性が主張されたのかを調査・検討する。さらに理論的研究においては、デジタル化時代だからこそ強く意識されざるを得ない身体のメッセージ性についての近年の研究を分析する。これらの作業により、集会の自由が有するコミュニケーション手段としての固有の価値を明確化し、「身体の示し方」についての自由の重要性を論証することをねらう。