研究課題
基盤研究(C)
本研究は,気候政策を素材として,法横断的政策の形成と実施における公法学の役割を追究することを目的とする。気候分野は,国内外の政策ニーズの複合性と動態性に対峙して,アジャイルな政治判断による政策マネジメントが求められている。その中で,公法学がどのように寄与しうるかという観点から,行政実態調査を含む比較法研究により,多様な社会活動を順応的に規律するための法理と手法,次世代利益も包摂する国土利用を持続可能に整序する法構造について明らかにすることを目指す。