研究課題
基盤研究(C)
貿易紛争処理において、本来貿易協定に違反する措置であっても環境保護や安全保障などのために「必要」と認められる場合には正当化されうる。また投資紛争処理において、投資協定違反の有無を判断する際に問題となっている措置が国の正当な政策を実現するために「必要」かが考慮される。本研究は、国際経済紛争処理において「必要性」がどのように適用されているかを分析することで、国際経済紛争処理機関が環境や安全保障といった国の政策をどの程度またどのように尊重しているかを明らかにする。