研究課題
基盤研究(C)
本研究は、オンラインカジノの解禁へと舵を切ったドイツの現状及びそれに至るまでの憲法的・刑法的な議論(判例・学説)の展開を分析参照しながら、更には、公営ギャンブルの例外的正当化により、その保護法益の内実及び処罰の在り方の見直しをせざるを得ないはずである刑法185条以下の賭博罪の不法構造の再定位をも射程におさめて、現状においてはグレーゾーンのまま野放しとなりかねない、あるいは逆に恣意的な処罰の運用がされかねない状況にあるといえるオンラインカジノに対する刑法的規制のあり方を探求するものである。