研究課題
基盤研究(C)
本研究課題は、アメリカ合衆国で革新主義的な政治勢力が政党政治に定着したことを、20世紀後半に生じた二大政党のイデオロギー的分極化の淵源とみて、その過程を明らかにする。革新派政治家は1910年代までに政党政治に定着し、1920年代を通じて社会運動等とも協力して活動を続けた。その際、革新派政治家がいかに理念と政治的生き残りを両立させるべく戦略的に行動したかを、1920年代との接続を意識しつつ、1912年の革新党の結成と、同党の解党後、1910年代末まで革新派が二大政党内でどう活動したかを分析する。