研究課題
基盤研究(C)
本研究は、欧州大陸の周縁に位置する「島嶼地域(Insular region)」が、1980年代以降「自治権(autonomy)」を獲得しあるいは拡大させてきたプロセスを、国家やヨーロッパ連合(EU)との関係において、複数の島嶼地域を事例に法制・政治面から比較的に分析考察するものである。またこのプロセスに関連しEU-国家‐地域の三者関係がどのように変容しているかを、EU地域政策のサーベイとEU条約・法令における「島嶼地域」規定の変化、EU議会での「島嶼性(insularity)」審議の分析考察から明らかにするものである。