研究課題/領域番号 |
24K04735
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 基金 |
応募区分 | 一般 |
審査区分 |
小区分06020:国際関係論関連
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研究機関 | 宇都宮大学 |
研究代表者 |
松村 史紀 宇都宮大学, 国際学部, 准教授 (80409573)
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研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2027-03-31
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研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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配分額 *注記 |
1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2026年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2025年度: 520千円 (直接経費: 400千円、間接経費: 120千円)
2024年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
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キーワード | 中国政治外交史 / 冷戦史 / 東アジア国際政治史 / 中ソ関係 |
研究開始時の研究の概要 |
現代中国外交には「現状維持」と「現状変革」という異なる二つの特質が見られる。本研究はその起源を史的分析する。中華人民共和国樹立前から朝鮮戦争をへてジュネーヴ会議に至る期間に焦点をあて、現代中国外交の原型が創出される史的経緯を分析し、三点を明らかにする。(1)当初、北京は「現状変革」と「現状維持」をうまく結合できず、後者で失敗する。(2)朝鮮戦争で持久戦を覚悟した北京は主要敵米国を孤立させるため(現状変革)、「第三世界」を舞台に非大国間外交の基盤を築いた(現状維持)。(3)その戦略を支える国内基盤も同時に整備し始めた。以上から現代中国外交の原型が「第三世界」の非大国間外交にあることを示す。
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