| 研究課題/領域番号 |
24K04782
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 配分区分 | 基金 |
| 応募区分 | 一般 |
| 審査区分 |
小区分07010:理論経済学関連
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| 研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
青柳 真樹 大阪大学, 社会経済研究所, 教授 (50314430)
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| 研究分担者 |
田村 彌 名古屋大学, 経済学研究科, 准教授 (60711950)
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| 研究期間 (年度) |
2024-04-01 – 2029-03-31
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| 研究課題ステータス |
交付 (2024年度)
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| 配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2028年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2027年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2026年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2025年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2024年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
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| キーワード | メカニズムデザイン / プラットフォーム / マッチング / プライバシー / 情報 |
| 研究開始時の研究の概要 |
私的な情報を持つ個人が仲介者を通じて企業あるいは市場とつながるいくつかの状況を想定し、情報の仲介者が直面する制度設計の問題について理論的分析を行う。最初の2つの問題では仲介者であるプリンシパルないしプラットフォームは労働者あるいは消費者から情報提供を受け、労働市場あるいは企業へその情報を開示する。3つ目の問題では仲介者であるプラットフォームは利用者から提供された情報をもとに利用者同士のマッチングを行う。いずれの場合も個人に正しい情報提供のインセンティブを与えつつ社会厚生等の所与の目的関数を最大化するような情報開示およびマッチングの方法について分析を行う。
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| 研究実績の概要 |
本研究課題では私的な情報を持つ個人が仲介者を通じて企業あるいは市場とつながるいくつかの状況を想定し、望ましい情報の開示ルールについて理論的分析を行う。 課題1では個人が2つの属性を持つと考え、第一の属性は自身の私的情報として、第二の属性は情報の仲介者が提供する試験を通じて観察されるものとする。例えば財の属性について生産者自ら私的情報を有するとともに、情報の仲介者である評価者が認証試験の結果を通じて観察するような状況を考える。仲介者は個人の申告及び試験を通じて観察された属性に関する情報を市場に公開するが、個人が市場から受け取る報酬はその属性の期待値に等しい。個人から正しい申告を導き出し、かつ個人の真の属性とそれについての市場の期待値の間の誤差を最小化するような仲介者の情報公開ルールについて分析を行った。 課題2では個人の属性は私的に観察されるもののみであると仮定し、それを仲介者が収集・開示する状況を考える。情報の受け手は開示された情報をもとに行動を取るが、その行動が個人の効用に負の影響を与えるような状況を考える。例えば消費者のプライバシーに関する情報を情報の受け手である企業が利用するような状況を考える。個人から正しい申告を引き出す情報開示ルールの下で伝達される最大の情報量について考察を行った。 課題3では仲介者であるプラットフォームが利用者である個人から私的情報を収集した上で利用者相互のマッチングを行う状況を考える。利用者は水平的に差別化されたタイプをもち、そのタイプについて私的情報を有する。プラットフォームが個人から参加の対価を徴収する場合に、どのようなマッチングの方法および対価の決定がプラットフォームの収益を最大化するかについて分析を行った。
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| 現在までの達成度 |
現在までの達成度
2: おおむね順調に進展している
理由
上記の3つの個別課題のいずれもある程度分析が進み順調に進行している。
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| 今後の研究の推進方策 |
課題1に関しては論文の改訂に取り組み、投稿の段階へと進む。また共著者が国際学会にて報告の予定である。 課題2に関しては予備的な分析の段階にあり、今年度は本格的な問題設定と分析を行う予定である。 課題3に関してはやはり予備的な分析の段階にあり、今年度は本格的な分析に取り掛かる予定である。
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