家計と企業におけるインフレ期待形成メカニズム

• 研究課題/領域番号: 24K04793
• 研究種目: 基盤研究(C)
• 配分区分: 基金
• 応募区分: 一般
• 審査区分: 小区分07010:理論経済学関連
• 研究機関: 早稲田大学
• 研究代表者: 片山 宗親 早稲田大学, 政治経済学術院, 准教授 (20718134)
• 研究期間 (年度): 2024-04-01 – 2027-03-31
• 研究課題ステータス: 交付 (2024年度)
• 配分額: 4,680千円 (直接経費: 3,600千円、間接経費: 1,080千円); 2026年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円); 2025年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円); 2024年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
• キーワード: インフレ期待 / 診断的期待

研究開始時の研究の概要

これまで完全情報下における合理的期待形成の仮定を緩めるさまざまな試みが行われてきた。しかしながら、インフレ期待形成に関するコンセンサスは生まれていないのが現状である。本研究では、新たな選択肢として近年その有用性が注目されている診断的期待(Diagnostic Expectation, DE)に焦点を当てる。具体的には、データと整合的になるよう家計と企業、それぞれ独自のインフレ期待形成を許容するようモデルの拡張を行う。集計データをもちいたマクロ的構造推定と、個票データを使用したミクロ的視野からの分析を行う。