研究課題
基盤研究(C)
本研究では、中央銀行と経済学がそれぞれ相互に依存し合いながら進化してきた歴史を経済学史の観点から分析する。具体的には、日本銀行を対象として、日本銀行において経済学的研究がどのように利用されてきたか、そして経済学は日本銀行の金融政策とどう影響を与えてきたかを分析する。刊行された文献の読解だけでなく、日銀のアーカイブも精査し、さらに最新の研究手法で行われているデータ解析も用いたい。各種学会、国際会議での英語での発信を主軸とするが、一般向けの研究成果還元も念頭に置く。本研究は、歴史研究ではあるが、現在と将来についても視野に収め、将来への教訓を導きたい。