研究課題
基盤研究(C)
所得プロセスはマクロ経済モデルの異質性を特徴付ける要素の一つであり、所得プロセスの研究は政策効果の予測だけでなく、消費や富の不平等、所得変動の経済厚生への影響、社会保険の役割を考察する際に知見を提供する。本研究は所得の履歴、年齢、ショックの符号に関して非線形な構造を持つ所得プロセスを推定する。より現実に即した所得プロセスを用いることで、所得ショックに対する消費の反応についてより精緻に分析できることできることが期待される。