研究課題
基盤研究(C)
本研究は昨今話題となっている生産過程における自動化技術の導入が経済成長、資本・労働分配率、賃金格差に与える影響をシミュレーションにより分析するものである。特に資本と労働の代替性を仮定する最近の内生的経済成長モデルに国際経済の分野で発展した企業の生産性における異質性を導入するという今回の試みや分析結果は、技術進歩の方向性を決定づけるうえでこれまでにない政策含意をもたらし、有益な示唆を与えると考えられる。