研究課題
基盤研究(C)
パリ協定の目標達成には金融市場からの後押しが必要である。日本のサステナブル投資市場は急拡大したが、とりわけ個人投資家による市場拡大の余地は十分に残っている。また、ESG Washへの懸念から、サステナブル投資からの資金流出も観測されている。本研究は、個人投資家によるサステナブル投資への動機をフィールド実験によって解明し、投資家から信頼されうるサステナブル情報の在り方について検証を行うことを目的とする。気候変動対策を進めるには、途上国による積極的な取り組みも必要である。本研究では、気候変動に伴う災害リスクが世界一であり、サステナブル投資の拡大がより急がれるフィリピンに着目し、同様の研究を行う。