研究課題
基盤研究(C)
定量的貿易モデルと定量的空間経済モデルは標準的な分析ツールとして急速に普及し、既存モデルのパラメータ選択方法も精緻化されてきた。しかし、これらのモデルにおける効用関数の選択は、各国や各都市における財の価格や多様性、家賃、経済厚生など主要な結果に影響を与えるにもかかわらず、研究者の主観に委ねられているのが現状である。本研究の目的は、定量的貿易モデルと定量的空間経済モデルにおいて中心的な役割を果たす効用関数の選択方法を再検討することである。