研究課題
基盤研究(C)
本研究では、金融政策や財政政策が家計の労働参加にどのような影響を与えるのかについて動学的一般均衡モデルを用いて分析する。家計の労働供給を考える上では、失業率や労働参加率といったストックだけではなく、雇用者と失業者を合わせた労働者と、非労働者の間のフローについても着目する必要がある。また、実際の経済では、家計は生産性や所有する資産において違いがある。本研究では、これらの要素を明示的に導入したモデルを用いて、金融政策や財政政策が家計の労働供給行動に与える影響とそのメカニズムをモデル分析により定量的に明らかにする。