研究課題
基盤研究(C)
本研究課題では、ファクター・コピュラ・アプローチの拡張とその応用研究を行う。近年、高次元データ間の依存関係を柔軟に表すことができるファクター・コピュラの手法が発展してきた。このモデルは大別するとKJ型とCTOP型の2種類に分けられるが、それぞれにおいてモデルの細部や推定方法は異なる形で発展してきた。本研究課題では、互いのアプローチを取り入れることによってファクター・コピュラの拡張を図る。また、KJ型とCTOP型のどちらにもない新たな手法の開発も目指す。ファクター・コピュラの応用研究としては、米国S&P500、欧州STOXX600、および日経225を構成する銘柄間の依存関係をそれぞれ分析する。